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不妊治療の例

以下、不妊治療の例です。

Aさんご夫妻の場合。

結婚して7年が経過しても妊娠の気配が無く、病院検査では二人とも問題なしといわれ、それでもセカンドオピニオンをと病院巡りをかさね、それに加えて民間療法も試されたそうですがどれも効果はかんばしくありませんでした。

大変悩まれている、とある患者様からご紹介のうえ来院されました。

まず、こちらで治療適用になるのかを判断するため、奥さんを問診触診しました。

その結果、一番にわかったのはカラダが冷え切っていることでした。

ご本人も自覚もされていました。

冷えから改善してみよう。一歩ずつと感じ、こちらで診させてもらおうと思いました。

そこで当院を受けるにあたって最も大切な条件をお話ししました。

それは、たった一つ。

「私の言う通りに通えますか?ご自身の判断を入れずに。」

今まで、患者様の頭の中で私が冷えと不妊の関係が結びつかず、治療が順調に推移していても途中で来られなくなってしまうことがあります。それではせっかく順調に行っていた治療が無駄になってしまうのです。

奥様はうなずかれました。その目つきは何かを決心されたようにみえました。余程今までが大変だったのだろうと感じたのを覚えています。

奥様に付け加えました。

「先を焦らないで。あなたは大変カラダが冷えているのです。まずはそこから。最も大切なのは妊娠、ではなく、子育てをする身体作りなのです。」

すると、

「なぜ冷えが関係あるのか」

と聞かれました。

カラダも作物も同じだと私は思っています。人間も太陽にあたらないとよい骨は作られません。また、睡眠にも多大な影響を与えます。

作物も太陽と雨が必要なことは誰でもわかっています。

「冷え続けた田畑の土に良い作物は育ちますか? 太陽に当たらない作物は元気に育つでしょうか? 体も土と同じ。環境づくりが大切なのです。良い土壌、身体作りからはじめてみませんか。」

まずは腰を中心とした施術を行いました。週一回です。

内くるぶしの上にある三陰交、胸にある壇中や鳩尾などにも鍼を打ちます。

また、ご主人にも鍼灸治療をはじめました。

施術した後のご主人の顔つきも体も見違えるほど生き生きしてきました。

スタートして4ヶ月後、ご夫婦に

「だいぶよくなってきましたね」

と告げた次の日、ご夫婦から懐妊の吉報をいただきました。

妊娠してからもお二人は治療を続け、11ヵ月後に38歳で無事に女の子を出産。今では赤ちゃんと一緒に家族そろって通院されています。

今では首や肩のコリも少なくなり、すぐに体が温まるようになって、特に施術後に眼が開くような爽快感がある、と言われます。

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